コミュニティと共生する地熱利用: エネルギー自治のためのプランニングと合意形成

コミュニティと共生する地熱利用: エネルギー自治のためのプランニングと合意形成

,諏訪 亜紀

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ペーパーバック : 240ページ pages
作者 : 諏訪 亜紀
コレクション : 本
ISBN-10 : 4761526785
フォーマット : 単行本(ソフトカバー)
発行日 : 2018/5/25
本のタイトル : コミュニティと共生する地熱利用: エネルギー自治のためのプランニングと合意形成
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ファイルサイズ : 18.38 MB

内容紹介 規制緩和や技術革新により各地で導入が進む地熱発電。 本書は地熱資源の基礎解説に始まり、優れた合意形成で地域と共生する国内事例から事業化を支える制度設計に踏込む海外事例まで、エネルギー自治の為のプランニング手法を網羅。 開発有望地の自治体、温泉事業者、開発業者や研究機関まで、あらゆる当事者に役立つ入門書。 [目次] 第1章いま、なぜ地熱発電か 1.1エネルギー資源としての地熱 1.2地熱資源利用の基本的な仕組み 1.3欠かせないコミュニティづくりと合意形成 第2章地域の挑戦に見る、持続可能な開発の道筋 2.1これまでの日本の地熱発電 2.2制度改革と技術開発 1地熱発電を後押しする制度改革と支援策 2地熱利用を後押しする技術開発 2.3事例編Ⅰ:地域主導の小型地熱開発 1小浜温泉バイナリー発電所(長崎県雲仙市) 未利用温泉熱を活用した地域活性化 2土湯温泉バイナリー発電所(福島県福島市) 震災復興から域内経済循環へのリーダーシップ 3わいた地熱発電所(熊本県阿蘇郡小国町) 合弁会社設立による地域自治の明確化 2.4事例編Ⅱ:地域と共生する大型開発 1上の岱地熱発電所(秋田県湯沢市) 地元企業と地域の信頼関係が可能にした新規開発 2山葵沢地熱発電所計画(秋田県湯沢市) 地熱開発における環境アセスメントの適用 2.5事例編Ⅲ:自治体が主導する大型開発 1八丈島地熱発電所(東京都八丈町)-地熱利用による加速する島の持続可能性 2自治体が地域とともに創る地熱発電(富山県立山町・大分県九重町・北海道壮瞥町) 第3章共生に向けたコミュニティづくりの手法 3.1実践を後押しする制度づくり・人づくり 1社会のリスク認知とコミュニケーションの重要性 2環境省地熱ガイドラインを越えて 3計画の担い手づくり:多様な主体の関与を促す協議会 4市民参加と合意形成のプロセス 5環境アセスメントを応用したリスクコミュニケーション 3.2海外のプランニングと合意形成からビジョンを描く 1アイスランド:オイルショックから地熱へ。地域社会と共生する地熱利用大国 2ニュージーランド:効率的な合意形成を可能にするプランニングシステム 3アジア諸国:地熱法の制定とその後の自治体連携 3.3「地熱立国」へ向けて 1人をつくる制度づくり 2多様な主体の協働による持続可能な地熱資源利用の実現 内容(「BOOK」データベースより) 規制緩和や技術革新により各地で導入が進む地熱発電。本書は地熱資源の基礎解説に始まり、優れた合意形成で地域と共生する国内事例から、事業化を支える制度設計に踏込む海外事例まで、エネルギー自治の為のプランニング手法を網羅。開発有望地の自治体、温泉事業者、開発事業者や研究機関まで、あらゆる当事者に役立つ入門書。 著者について 編著者 諏訪亜紀/京都女子大学現代社会学部教授 柴田裕希/東邦大学理学部准教授 村山武彦/東京工業大学環境・社会理工学院教授 著者 江原幸雄/NPO地熱情報研究所代表・九州大学名誉教授 安川香澄/独立行政法人産業技術総合研究所再生可能エネルギー研究センター副研究センター長 錦澤滋雄/東京工業大学環境・社会理工学院准教授 馬場健司/東京都市大学環境学部教授 木村誠一郎/公益財団法人自然エネルギー財団・上級研究員 上地成就/株式会社レノバ 山東晃大/京都大学経済研究所先端政策分析研究センター研究員 長谷川明子/ GPSSホールディングス株式会社、前駐日アイスランド大使館商務官 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 諏訪/亜紀 京都女子大学現代社会学部教授。ロンドン大学Imperial College理学修士、ロンドン大学University College London(Bartlett School of Planning)Ph.D取得。国際連合大学高等研究所リサーチフェローを経て2014年3月から現職。専門分野は、環境政策、再生可能エネルギー政策 柴田/裕希 東邦大学理学部准教授。2009年東京工業大学大学院博士課程修了。博士(工学)。滋賀県立大学助教、東邦大学専任講師を経て2018年4月より現職。持続可能性アセスメント、都市・地域計画、合意形成が専門。JICA環境社会配慮助言委員会委員や自治体の都市計画審議会委員などを務める 村山/武彦 東京工業大学環境・社会理工学院教授。1960年生まれ。東京工業大学大学院博士課程修了。工学博士。早稲田大学創造理工学部教授などを経て現職。環境影響評価、リスク評価による環境計画・政策分野を専門とし、環境省の中央環境審議会、国際協力機構(JICA)などの委員を務め、2008年からEnvironmental Impact Assessment Review(Elsevier)の国際編集委員、2010年から一般社団法人日本リスク研究学会事務局長、2012年から環境アセスメント学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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昔からある古い発電技術ですが、原子力はもとより、火力、水力をはじめ、クリーンエネルギーの代名詞となっている風力や太陽光と比較すると、いまいち存在感が無い地力発電。本書には、地力発電の簡単な仕組みの説明をはじめ、様々な実務家や研究者が執筆に携わっており、事例を出しながら普及を妨げている社会的構造に問題提起した意欲作だと思います。一部、ご自身の論文や研究内容を少し書き変えただけの章があり、関係なくは無いですが、もう少し踏み込んで、地熱発電テーマに特化して足並みを揃えられたら良かったです。

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